吹き替え

海外の映画やドラマは断然字幕で見る派。アマプラで映画を見るとき、うっかり吹き替え版を選択してしまい、いざ始ってから舌打ちしながら選び直すことがよくある。海外の俳優さんの生の声で見たいというのがいちばんの理由だが、唯一の例外がある。

それが、今、NHKで第4シーズンの放送が始まったフランスのミステリードラマ「アストリッドとラファエル」。もともとフランス語だし、出演俳優の元の声を知らないということもあるけれど、アストリッド役の貫地谷しほりさんの吹き替えが素晴らしい。一度、字幕にしてみたけれど、既にあまりにも吹き替えの声になじみがあるため、戻した。

そういえば、かつて、NHKの海外ドラマで見ていた「コロンボ」も「ER」も、アメリカに住んでいたときに再放送をよくやっていて、英語に英語字幕で見たが、ピーター・フォークの声にも最初はなかなかなじめなかった。ただ、こちらは既に見たことのあるエピソードが多かったこともあり、最後は字幕バージョンを受け入れたが、ERは、ジョージ・クルーニーの声は本人がよかったものの、専門用語の多用と展開の速さについて行けなかった。なにより、途中からダグ(=ジョージ・クルーニー)が出なくなってしまったこともあり、英語での視聴を断念した。

逆に、アメリカで先に見た「フレンズ」は吹き替えでは絶対見ないし、シーズンエンドまで見通してしまった「Sex and the City」に至っては、日本語ではあり得ない気がする。

「アストリッド・・・」もフランス語が出来たら少し状況が違ったのかもしれない。