久しぶりの歌舞伎鑑賞に出かけた。昼と夜の二部に戻ってからは初めて。
今回は、というか今回も人間国宝のレジェンドコンビ、仁左衛門・玉三郎がメインの演目がふたつ。二階の一番前の席で花道の真上だったので、ふたりの出と引っ込みがよく見えた。歌舞伎界きっての美男美女?カップルに、厚い化粧があるとはいえ、まあ、歳を重ねても、ビジュアルの素晴らしさは衰えないものだと改めて感心してしまった。
最後の演目は、四季を表した四場面の舞踊で、こちらには、寺島しのぶさんのご子息、尾上眞秀くん始め、若手が多く登場した。ラブリンこと愛之助らがお雛様に扮した、とにかくきらびやかな衣装に目を奪われた春と、木の葉の役の眞秀くんらがアクロバティックな動きも交えて激しく舞い踊った冬が印象的だった。
日常と切り離された舞台を観ると、清々しい気持ちになり、気分転換にもなる。歌舞伎鑑賞で心が落ち着き、リフレッシュになるなんて、若い頃は想像もできなかったけれど。
実は、来月も続けて鑑賞予定。