タイムトリップ土佐

お天気に恵まれた高知旅行後半は、レンタカーを借りて、郊外まで足を延ばした。観光列車で西の方に行ったので、東方面へ。

歴史好きの夫の希望で、まずは幕末の志士、中岡慎太郎の生家へ。大きな庄屋だったとのことで、今でも十分に立派な家が保存してあった。坂本龍馬と一緒に近江屋で襲撃され、亡くなった時、若干29歳だったそう。龍馬も33歳だから、あの頃活躍していた人たちの行動力は若さゆえも大きいのだろう。

f:id:ki1823:20240506113220j:image 
f:id:ki1823:20240506113247j:image
中岡家は中の作りも広々として確かに立派

その後、三菱グループの祖、岩崎弥太郎の生家へ。最近、大河ドラマや朝ドラでも登場しているが、個人的には、「らんまん」の皆川猿時さんのビジュアルがとても近い気がした。かつて、三菱グループの会社で働いていたので、岩崎家の歴史は新入社員研修でも習った。間接的にだけれど、弥太郎殿にはお世話になりました。

f:id:ki1823:20240506113305j:image
こちらが猿時さんっぽい像

f:id:ki1823:20240506113327j:image

次の日には、山内家に乗っ取られてしまった長宗我部氏の資料がある歴史民俗資料館へ。歴史の日とやらで入場無料だった。長宗我部元親は、イケメン武将として歴女に人気だそうだが、入口に立っていた立像もなかなかハンサムで、新しいものだそう。すぐ横の岡豊城跡は何もなく、立派な高知城と比較すると、格段の違いだが、滅ぼされてしまったのだからしょうがない。元親の人気には、その儚さも含まれている気がする。

f:id:ki1823:20240506113344j:image f:id:ki1823:20240506114815j:image
持っている刀が長すぎる気もするけど、細身で顔もイケメン

f:id:ki1823:20240506113402j:image
長宗我部氏の活躍や、もっとずっと前からの高知周辺の歴史展示物あり

今でも自然あふれた山の奥、車でないとアクセスできないような場所で、京の都だって十分遠いのに、日本の未来を考えるようなスケールの大きい人たちが排出されていたというのは、とても興味深い。海も山も近くて、ゆったりしたこの土地柄なのかもしれない。